現代のSNS上で石原裕次郎の若い頃の画像や写真が流れてくると、決まって「ハリウッド俳優のようだ」「令和のトップモデルでも敵わない」といったリポストが相次ぎます。彼が放っていた魅力の根源は、単に顔立ちが整っているという次元を超えた「圧倒的な抜け感」と「スケールの大きさ」にありました。
逗子で育ち、慶應義塾大学法学部に在学していた裕次郎は、当時の日本では珍しかったヨットや水上スキー、ジャズに親しむ先端の若者文化を肌で体現していました。カメラの前で無理に気取ることなく、アロハシャツやタイトなパンツをラフに着こなす佇まいは、従来の歌舞伎調や新劇出身の映画俳優たちとは一線を画すナチュラルさを持っていたのです。
カメラマンがシャッターを切る際、ポーズを作らせる必要がなかったと言われるほど、歩く姿やタバコを咥える仕草そのものが映画のワンシーンとして成立していました。この天性のフォトジェニックさが、白黒フィルムや初期のカラー映画の中で強烈な存在感を放ち、石原裕次郎の若い頃のイケメンぶりを不滅のものにしています。