大人の俳優として開花した彼ですが、その下地には幼少期から積み上げてきた豊富な現場経験があります。子役時代の経歴を振り返る上で欠かせないのが、7歳でスカウトされたことでした。大手芸能事務所スターダストプロモーションに所属した彼は、EBiDANの派生小学生ユニット「スタメンKiDS」のメンバーとして音楽活動やダンスレッスンに励み、人前で表現する基礎体力を徹底的に養いました。
そして2018年、約半年間に及ぶオーディションを勝ち抜いて射止めたのが『万引き家族』の柴田祥太役でした。是枝監督をして「カメラの前に立った瞬間に空気が変わる」と言わしめた天性の感性は、世界的な称賛を浴びることになります。
その後、2020年公開の実写映画『約束のネバーランド』レイ役への抜擢が大きな転機となりました。頭脳明晰でクール、内に熱い思いを秘めた難役を、原作ファンを唸らせる完成度で体現。続く2021年の『都会のトム&ソーヤ』で映画初主演を飾り、2022年には山崎貴監督の冒険ファンタジー『ゴーストブック おばけずかん』でも主演・坂本一樹役を熱演しました。着実にステップを刻み、同世代の役者の中でも頭ひとつ抜けたキャリアを構築していったのです。