「カッチャルバッチャル」という店名は、ヒンディー語で「ごちゃ混ぜ」を意味します。店主の田村修司氏は、名店「ダバインディア」出身の実力派シェフ。インド料理の伝統的な技法をリスペクトしつつも、日本の呑兵衛文化と融合させた「スパイス料理をつまみに酒を呑む」というバルスタイルを確立しました。この独自のコンセプトこそが、従来のインド料理店とは一線を画す爆発的人気の源泉です。
メディア取材時のシェフの言葉からも伺えるように、同店が目指すのは「ただ辛いだけではなく、素材の旨味とスパイスの余韻が心地よく調和する料理」です。仕込みの段階からスパイスを挽き分け、注文ごとに火入れをミリ単位で調整する緻密な職人技が光ります。座席数が約18席と小規模なことも重なり、カッチャルバッチャルの予約は常に高い倍率を維持しています。
ミシュランガイド東京のビブグルマンに選ばれ続けている実績も、国内外からの客足を途絶えさせない要因です。スパイスマニアのみならず、感度の高い美食家やワイン通がこぞって足を運ぶため、平日のディナータイムであっても予約なしでの入店は極めて困難な状況となっています。