直近のシリーズおよび国際大会における対戦では、終盤のプレッシャー下での判断力が勝敗を分ける結果となりました。とりわけICCクリケット テストマッチ 速報でも大きな話題となった長形式の試合では、オーストラリアが誇る先発ボウラー陣(パット・カミンズ、ミッチェル・スターク、ジョシュ・ヘイズルウッド)による執拗なライン&レングスのコントロールがパキスタン打線を完全に封じ込めました。
試合の趨勢を決定づけたのは、いわゆる「セッションごとの試合運び」です。テストマッチ特有の5日間にわたる持久戦において、オーストラリアは第2セッション以降に相手打線の焦りを誘い、スリップ捕球などのフィールドワークで確実にアウトを積み重ねました。一方のパキスタンは、エースボウラーによる立ち上がりの電撃的なウィケット奪取で一時優位に立ったものの、中盤以降の守備の乱れやロワーオーダー(下位打線)の粘り不足が響き、最終的なイニング差で涙を飲む形となりました。
両国の監督陣が試合後の公式会見で語った通り、「好機を確実に得点へ結びつけるメンタルの強靭さ」が、近年の両者の力関係を分かつ決定的なファクターとして浮き彫りになっています。