1994年、高校2年生となった2人は正式にお笑いコンビを結成する。当時、札幌には現在のようなお笑いインフラが十分に整っていたわけではない。彼らの練習場所は、主に冷たい風が吹き抜ける近所の公園や、安いドリンクバーで粘るファミレスだった。ノートにびっしりと書き込まれた手書きのネタ。声の張り方、ツッコミの間合い、表情の作り方に至るまで、独学でネタを磨き上げた。
高校在学中に地元オーディション番組に出場し、見事勝ち抜いた経験は、2人にとって大きな転機となった。高校生にして既に地元テレビ局の番組に出演し、異彩を放っていたタカアンドトシ。同級生たちが進路相談や受験勉強に追われる中、彼らの視線は常にプロとしてのお笑いの世界へ向けられていた。