インターネット上の掲示板やSNSでは、「独立リーグは誰でも入団できるのではないか」「トライアウトは形骸化しているのではないか」といった誤解が散見されます。しかし、現実はまったく異なります。
毎年秋と冬に開催される四国アイランドリーグplusの公式トライアウトには、甲子園出場経験者、名門大学の主力、社会人野球の退部者など、全国から数百名に上るハイレベルな選手がエントリーします。一次テスト(50m走、遠投などのフィジカルテスト)で半数以上が足切りされ、二次テストの実戦形式(シート打撃や紅白戦)を通過して最終合格を勝ち取れるのはごく一握り、倍率にして10倍〜20倍に達することも珍しくありません。
また、「独立リーグに行くと就職できなくなる」という言説も過去のものとなりつつあります。現在では各球団がセカンドキャリア支援に注力しており、引退後に地元四国の有力企業へ就職するルートや、球団職員、データアナリスト、指導者としてスポーツビジネス界に残る道が整備されています。泥臭く自らを磨き抜いた独立リーグでの経験は、一般社会においても「高い自己管理能力と逆境への強さ」として高く評価されるケースが増えています。