教団の輪郭を正しく掴むためには、そのルーツである霊友会との歴史的関係を知る必要があります。佛所護念会教団は、1950年(昭和25年)に初代会長・関口栄之と妻・関口トミノによって設立されました。両名はもともと霊友会で重責を担っていましたが、教義の解釈や運営方針の相違から分派独立する形となりました。
東京都港区白金台の一等地にそびえる本部は、荘厳な建築美を誇り、地域のランドマークとしても知られています。白金台という都心の中心地に巨大な拠点を維持している事実そのものが、教団の組織基盤の強さを物語っています。
では、母体となった霊友会や他の法華系新宗教と佛所護念会にはどのような違いがあるのでしょうか。客観的指標と特徴を整理した以下の比較表をご覧ください。
霊友会が昭和の高度経済成長期に青年部活動などを通じて華々しく信者を広げ、著名人の入信もオープンに語られたのに対し、佛所護念会は家族主義的で「内向き・手堅い運営」を好む傾向があります。この慎重な広報スタンスが、かえって世間に対して「秘密めいた芸能界の繋がりがあるのではないか」という神秘主義的な憶測を抱かせる一因となってきました。