閃輝暗点の症状が出たにもかかわらず、「光が消えた後に頭痛が全く起きない」というケースには厳重な警戒が求められます。
若年層では単なる片頭痛の不完全型である場合もありますが、40代・50代以降で頭痛を伴わない閃輝暗点が急に現れ始めた場合、脳梗塞の前兆(一過性脳虚血発作:TIA)や脳動脈瘤、脳腫瘍などの血管障害が背景に潜んでいる危険性があります。
脳の微細な血管が動脈硬化や血栓によって詰まりかけ、一時的に血流が途絶えることで視覚中枢に異常信号が発生している可能性があるためです。
特に以下の症状が一つでも重複して見られる場合は、様子見をせず直ちに救急要請または脳神経外科を受診してください。
- 手足や顔の片側に力が入らない、あるいはしびれがある
- ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない
- 他人の話している内容が理解できない
- 足元がふらついて真っ直ぐ歩けない