Q1:以前皮膚科でもらった古いリンデロンVG軟膏が残っています。子供の虫刺されに塗っても平気ですか?
A1:自己判断での使用は避けてください。化膿していない通常の虫刺されにVGを使う医学的根拠はなく、抗生剤によるかぶれや耐性菌リスクが高まります。また、開封後半年以上経過した外用薬は酸化や細菌汚染の懸念があります。小児の虫刺されであれば、市販の低刺激なかゆみ止めを使用するか、小児科・皮膚科を受診して患部の状態に合った薬を再処方してもらってください。
Q2:市販の「リンデロンVs」と皮膚科で処方される「リンデロンV」は、中身や効き目が違うのですか?
A2:有効成分の種類および配合濃度は全く同じです。どちらも「ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12%」を含有しており、ステロイドの強さランクも同じ「ストロング(III群)」です。ただし、医療用には大容量チューブやローションなどの剤形選択肢があり、医師の診断下で保険適用される点が異なります。ドラッグストアで購入したVsであっても、医療用と同じ強さであることを自覚し、広範囲や長期間への漫然使用は厳禁です。
Q3:ドラッグストアで「化膿止め成分入りのステロイド」を買いたい場合、リンデロンVGの代わりになるものはありますか?
A3:リンデロンVGそのものは市販されていませんが、別のステロイド成分と抗生剤を組み合わせた一般用医薬品は存在します。例えば、ステロイド成分「フルオシノロンアセトニド」に抗生剤「フラジオマイシン硫酸塩」を配合した『フルコートF』や、ヒドロコルチゾンとオキシテトラサイクリンを配合した『テラ・コートリル軟膏』などが販売されています。ただし、これらも使用期間は数日〜1週間程度にとどめ、化膿部位以外には塗布しない厳格な管理が求められます。
Q4:デリケートゾーン(陰部)のかゆみがひどい時、手元のリンデロンVを塗っても問題ありませんか?
A4:原則として自己判断で塗ってはなりません。陰部は腕の40倍以上という極めて高い薬剤吸収率を持ち、ストロングランクの外用薬は効きすぎて局所の皮膚萎縮や感染症誘発を招きます。さらに、陰部のかゆみの主因はカンジダ菌やトリコモナスなどの微生物であるケースが多く、ステロイドを塗ると爆発的に菌が増殖して激痛や強いかゆみに襲われる恐れがあります。婦人科、泌尿器科、皮膚科を必ず受診してください。