食卓を彩る食材の中で、どの食品にどれだけのプリン体が含まれているのかを把握することは、食事療法の第一歩となる。薬学研究の第一人者である金子希代子名誉教授(帝京大学)らの詳細な分析データに基づき、食品100gあたりの含有量を以下のように分かりやすく分類した。
極めて多い(300mg以上)
鶏レバー(312.2mg)、豚レバー(284.8mg)、干し椎茸(379.5mg)、マイワシ干物(305.7mg)、白魚(313.9mg)。居酒屋の定番メニューや健康食材として親しまれる乾物にも高濃度で含まれる。
多い(200mg〜300mg)
牛レバー(219.8mg)、鰹(211.4mg)、大正エビ(273.2mg)、サンマ(214.9mg)。新鮮な赤身の魚介類や内臓系がこのゾーンに該当する。
中程度(50mg〜200mg)
豚バラ肉、牛モモ肉、鶏胸肉、アジ、サケ、豆腐。一般的な肉類や魚介類の多くがここに属し、極端に恐れる必要はないが適量の摂取が望ましい。
少ない(50mg未満)
米、パン、卵、チーズ、牛乳、野菜類、果物。特に乳製品は尿酸の排泄を促す作用が確認されている。
ビール=悪というイメージが定着しているが、実はビール100mlあたりのプリン体量は5〜10mg程度に過ぎない。しかし、飲酒によるアルコール代謝自体が体内のプリン体分解を促進し、同時に腎臓からの尿酸排泄を阻害するため、結果として尿酸値をダブルで引き上げてしまう点に注意が必要だ。