組織を牽引する創業者の浩氏は、現在の過熱するフィーバーを冷徹な目で見つめている。彼の視線はすでに、単なる水揚げや卸売りを超えた外食・フードビジネス全体への波及効果へと向けられている。
トレーサビリティ(追跡可能性)が完璧に担保された水産物は、食の安全に敏感なグローバル消費者の購買意欲を強く刺激する。大手外食チェーンや高級ホテルグループとの直接提携が相次ぎ、中抜き構造の撤廃によるフェアトレードを実現。生産者には正当な対価が支払われ、消費者には最高品質の食材が届く。この循環こそが、浩氏の描くフードビジネスの新しいエコシステムだ。