主要プラットフォーム間の競争は、ウェブブラウザ業界全体のプライバシー基準を劇的に引き上げた。かつては単なる「履歴の非保存機能」だったプライベート空間は、今や高度なセキュリティシールドへと進化を遂げている。
高度なフィンガープリンティング(端末固有の設定情報からユーザーを特定する手法)のブロックや、URLに含まれるトラッキングパラメータの自動削除など、バックグラウンドで走る防御機能は年々強固になっている。しかし、機能が高度化・複雑化するにつれて、ユーザーが意図しない挙動に遭遇したり、モードの切り替え手順に戸惑ったりするケースも後を絶たない。