「勉強してください」と並んで、ビジネスパーソンが多用しがちな表現に「勉強になります」があります。上司や取引先の言葉に対して「大変勉強になります!」と相槌を打つのは一般的な光景ですが、このフレーズにも相手や状況に応じた使い分けが必要です。
「勉強になります」は、相手の話から学びを得たという主観的な感想(丁寧語)に過ぎず、敬語としての敬意の度合いはそれほど高くありません。同僚や親しい先輩への軽いリアクションとしては機能しますが、役員クラスの重役や重要な取引先の幹部に対して使うと、「感想を述べているだけで軽薄」「知的な深みが感じられない」と評価を落とす危険があります。
格式高い場面や文書でのやり取りにおいては、以下のように自身の行動や決意を伴う謙譲・尊敬表現へと昇華させることが推奨されます。
- 「大変参考になりました」(※目上の人にはやや上から目線になるため、「大変感銘を受けました」などに変換)
- 「至らぬ点をご指導いただき、深く感謝申し上げます」
- 「賜りました貴重なご意見を、今後の業務にしっかりと生かしてまいります」
- 「今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」