劇的なモデルチェンジの裏側では、ネットメディアや掲示板を中心に様々な憶測や都市伝説が飛び交いました。ジャーナリズムの視点から、それらの噂の真偽を検証します。
当時もっとも流布したのが「某世界的IT企業(Apple Inc.)との商標権重複を避けるために変更したのではないか」という憶測です。しかし、特許庁の商標公報データを照合・確認したところ、旧ロゴも現行ロゴも音楽興行・音源・グッズ分類において正規の手続きを経て登録されており、権利侵害の係争が生じた事実は一切存在しません。両者の識別性は法的に明確に担保されています。
さらに一部のオカルト系まとめサイトで囁かれた「秘密結社のシンボルであるプロビデンスの目を模しているのではないか」という荒唐無稽な言説も、完全な牽強付会(けんきょうふかい)に過ぎません。中央の造形が瞳に見えるという偶発的な連想から生じたデマであり、意図されたモチーフは前述の通り「りんごの種子と断面」です。
ファンの反応についても、2022年の公開当初は「前の可愛らしいロゴが好きだった」「急にスタイリッシュになりすぎて寂しい」といった戸惑いの声が知恵袋やX(旧Twitter)で見受けられました。しかし、アルバム『Unity』や『ANTENNA』、さらにはレコード大賞の連覇やスタジアムツアーの成功を経て、ファン心理は大きく変化しました。今やこのエンブレムは、バンドが困難を乗り越えて国民的存在へ君臨した証として、熱狂的なリスペクトとともに受容されています。