旭丘高校野球部の歴史を紐解く上で欠かせないのが、前身である旧制愛知一中時代の実績です。1917年夏、第3回全国中等学校優勝野球大会において、関西学院中を破り全国制覇(優勝)を達成。この記録は、100年を超える愛知県高校野球史においても燦然と輝く金字塔です。
その後、新制高校への改組や進学校化に伴い、甲子園の舞台からは長らく遠ざかっているものの、部旗に刻まれた矜持が色褪せることはありません。愛知県高校野球における旭丘の現在地は、シード校を倒すダークホースとしてトーナメント序盤から中盤にかけて私学上位陣を最も警戒させる実力校というポジションです。夏の選手権愛知大会や秋・春の県大会では、旭丘高校野球部の試合日程や速報が流れるたび、高校野球ファンの間でも大きな注目を集めます。
特筆すべきは、特待生制度や広域スカウトを一切持たない純然たる公立普通科進学校でありながら、春季・秋季名北支部予選を勝ち抜いて県大会へ進出し、時に強豪私学から勝利をもぎ取る高い戦術遂行力です。