去就を巡る議論が過熱する中、本人がメディアの前で見せる表情や言葉のトーンは非常に冷静です。ソンフンミンの去就に関する本人コメントにおいて、彼が繰り返し口にしているのは、チームに対する忠誠心とフットボールへの純粋な情熱です。
「自分にとって最も重要なのは、自分がプレーしている場所でベストを尽くし、ファンに誇りを感じてもらうこと。まだこのクラブで成し遂げたいタイトルがある」
特番インタビューや公式会見で語られたこの言葉には、未だトッテナムで主要タイトルの獲得に至っていないことへの強い責任感が滲んでいます。2019年のチャンピオンズリーグ決勝での惜敗、そして近年の国内カップ戦での悔しさが、彼をトップリーグの最前線に踏みとどまらせる最大の動機となっています。
一方で、ソンフンミン移籍に対する海外の反応は多面的です。ロンドン現地のスパーズサポーターの間では「彼こそがクラブの真の魂であり、キャリアの最後まで白と紺のユニフォームを着てほしい」「ケインが去った今、ソニーまで失うわけにはいかない」という残留を熱望する声が圧倒的多数を占めます。
しかし、韓国国内のサッカーファンや識者の間では、「キャリアの晩年にタイトルを獲得できるメガクラブへ移籍すべきではないか」「これ以上トッテナムで消耗する姿を見たくない」という、選手の報われなさを懸念する意見も根強く存在します。SNSや現地掲示板上では、彼の実力に見合うタイトルという栄誉を求めるファンと、クラブへの愛着を信じるサポーターの間で熱い議論が繰り広げられています。