彼女の人生とキャリアを語るうえで、映画監督である夫・周防正行の存在は欠かせない。『Shall we ダンス?』での運命的な出会いから始まった二人の関係は、夫婦という枠を超えた最良の理解者であり、互いの美学を刺激し合うクリエイティブな同志でもある。
家庭内においてもアートや映画、舞台についての議論が絶えないという二人の日常。互いの領域をリスペクトしつつも、妥協のない批評眼を向け合う関係性が、彼女の感性を常に研ぎ澄まされた状態に保っている。プライベートの安定した幸福感が、女優としての表現にさらなる奥行きと包容力を与えていることは疑いようがない。