歴史を巻き戻そう。2000年代初頭、過激なドッキリ番組『Punk'd』で司会を務めたアシュトン・カッチャーの頭部には、常に「Von Dutch」のメッシュキャップがあった。ハリウッドを巻き込んだY2Kファッションの熱狂は、トラッカーキャップを反逆と若者文化のシンボルへと押し上げた。
それから四半世紀を経た今、シーンを再燃させた立役者がジャスティン・ビーバーだ。彼は高級ジュエリーブランド「Chrome Hearts」のクロスモチーフが刻まれた重厚なモデルや、王道「New Era」のシルエットを巧みにミックス。かつてのB級感を覆し、ラグジュアリー・ストリートの文脈へと完全に書き換えて見せた。