今や彼らの手掛ける金属パネルやプロダクトは、東京や京都の高級ホテルのみならず、パリ、ニューヨーク、ミラノ、ドバイといった世界の都市を席巻している。商業施設の壁面、コンシェルジュデスク、エレベーターホール、高級家具の天板に至るまで、あらゆる空間に重厚な静寂と圧倒的な品格をもたらしているからだ。
海外の一流建築家たちがこぞって採用する最大の理由は、均一なプレハブ材には決して真似のできない「手仕事の揺らぎ」にある。光の差し込む角度や時間帯によって表情を刻一刻と変化させる金属面は、静止した壁ではなく、まるで呼吸しているかのような躍動感を空間全体に吹き込むのだ。