20代後半から30代へと差し掛かるなかで、彼女のキャリアは驚異的な進化を遂げた。『コンフィデンスマンJP』シリーズで見せた振り切ったコメディエンヌぶりは、従来の清純派のイメージを完全に打破し、日本を代表するトップ女優の地位を不動のものにした。恋や失恋の痛手すらも芸の肥やしへと変えていくような凄みが、当時の演技には確かに宿っていた。
近年ではNetflixなどのグローバル配信作品や作家性の高い映画へも積極的に進出し、日本の枠に収まらないスケールで活躍を続けている。仕事に対する情熱が円熟味を帯びるにつれて、彼女が求めるパートナーシップのあり方も「刺激的な恋」から「精神的な自立と穏やかな共鳴」へと自然にシフトしていったことは想像に難くない。