時計の針を2005年9月に戻そう。会見場に現れた二人の姿は、まさにサプライズそのものだった。子役時代に社会現象を巻き起こした名作『家なき子』で国民的大スターとなった安達祐実と、お笑いコンビ「スピードワゴン」として人気急上昇中だった井戸田潤。接点が想像しにくかった二人の婚姻届提出と妊娠の発表は、列島を駆け巡る大ニュースとなった。
当時、安達祐実はサンミュージックプロダクションの看板女優、井戸田潤はホリプロコム所属の気鋭芸人。事務所の垣根を越えたゴールインには「格差婚」などと揶揄する声も一部であった。しかし、バラエティ番組などで見せる井戸田のまっすぐな愛情表現と、安達の幸せに満ちた笑顔は、そうした外野の雑音を吹き飛ばすほどの説得力を持っていた。