ふたりの出会いとなったのは、2011年4月にテレビ朝日系列でスタートした深夜番組『マツコ&有吉の怒り新党』でした。視聴者からの投稿に鋭く切り込む有吉弘行さんとマツコ・デラックスさんの毒舌トークに対し、進行役の夏目三久さんは凛とした佇まいと的確な仕切りで応じ、番組は瞬く間に大ヒットを記録しました。
スタジオ内での有吉弘行と夏目三久の馴れ初めは、番組開始当初から急展開したわけではありません。当時、日本テレビを退社してフリーに転身したばかりだった夏目さんにとって、同番組はまさに再起をかけた主戦場でした。有吉さんはその仕事ぶりと誠実さをプロとして高く評価し、仕事仲間としての深い敬意が徐々に特別な感情へと変化していったとされています。
特筆すべきは、交際を隠し通した情報管理の徹底ぶりです。TBS系特番『淳×ジュニア×有吉 40歳-50歳~10年観察』の放送内で明かされた事実によると、有吉さんが夏目さんとの交際を事前に伝えていたのは芸能界の中で「たった2人」だけでした。親しい芸人仲間にも一切明かさず、外部への情報漏洩を完全に防ぎきった背景には、過去の誤報騒動で夏目さんに多大な負担をかけたことへの反省と、「二度と彼女を傷つけない」という有吉さんの鉄の覚悟がありました。
ふたりの間には10歳の年齢差(2026年時点で有吉弘行さんは51歳、夏目三久さんは41歳)がありますが、精神的なパートナーシップにおいて上下関係は一切存在せず、対等な信頼関係が早い段階で構築されていたことが窺えます。