海響館の混雑度合いを左右する最大の要因は、実は館内キャパシティそのものよりも「周辺エリアとの相乗効果」にあります。海響館のすぐ隣には、全国的な知名度を誇る「唐戸市場」が存在します。この地理的要因が、週末の交通状況に特異なボトルネックを生み出しています。
週末や祝日、唐戸市場で名物の「活きいき馬関街(寿司バトル)」が開催される時間帯(金・土・日・祝の昼前後)は、市場へ向かうマイカーと海響館を目指す観光客の車が国道9号線に集中します。その結果、午前10時を過ぎると周辺道路は数キロにわたって激しい渋滞に陥ります。
施設直近の有料駐車場である「みらいパークあるかぽーと駐車場」や「唐戸市場駐車場」は、通常期であれば普通車料金も手頃(1時間あたり数百円程度、施設利用による一定の割引認証あり)ですが、連休中などは午前10時30分前後に満車となるケースが日常茶飯事です。
この混乱を完全に回避するための戦略は2つに絞られます。
第1の選択肢は、開館直後の午前9時〜9時30分までに現地駐車場へ入庫すること。朝一番で海響館をじっくり鑑賞し、混雑のピークを迎える正午前には退館して次の目的地へ移動するパターンです。第2の選択肢は、あえて対岸の福岡県北九州市「門司港」側に車を停め、門司港レトロから関門連絡船(片道約5分)を使って海路でアプローチする裏ワザです。船旅の爽快感を味わえるだけでなく、下関側の駐車場渋滞を完全に無力化できるため、旅慣れたトラベラーの間で高く支持されています。