過剰なトレーニングが必ずしも理想の体型をもたらすわけではない。
スポーツ医学の現場において、多くのトップアスリートや一般指導を手がけるフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏は、心拍管理の重要性を強調する。目標なくがむしゃらに走るだけでは、筋肉量が落ちて基礎代謝が低下する本末転倒な事態を招きかねない。
効率的な有酸素運動を成立させるキーファクターは、「FATmax(最大脂肪燃焼ゾーン)」と呼ばれる心拍数領域の維持にある。最大心拍数の60〜70%前後に位置するこのゾーンを維持することで、ミトコンドリア内での脂質代謝が活性化し、内臓脂肪および皮下脂肪の分解が加速度的に進む。