このマークの正式名称は「ジャンプパイレーツ」。愛称は「ジャーニー」と呼ばれている。デザインを手掛けたのは、日本を代表するアニメーション作家でありイラストレーターの古川タク氏だ。創刊間もない1968年、集英社からの依頼を受けてこのシンボルが生み出された。
気になる「女の子」の仕掛けについて、後年のインタビューや関係者の証言によれば、古川タク氏自身が最初から狙って隠し絵として描いたわけではないという。海賊の力強さと親しみやすさを追求してペンを動かす中で、計算された造形美が奇跡的に「ルビンの壺」のような錯視効果を生み出したのだ。つまり、意図的なトリックを超えた、デザインの偶然が生んだ傑作だったと言える。