日本の夏を代表する二大フェスティバルでも、リストバンドの役割と管理手法には独自の進化が見られる。新潟県苗場スキー場で開催されるフジロックフェスティバル(運営:株式会社スマッシュ)は、大自然のなかで数日間を過ごす没入型イベントだ。雨や悪天候に耐えうる高耐久のクロス(布)製バンドが採用され、長年ファンの腕を飾り続けている。
一方、都市型フェスの雄であるサマーソニック(運営:クリエイティブマン・プロダクション)では、日帰り客や海外アーティストの移動、過密な来場者フローに対応するため、極めて迅速かつ安全な入場チェック体制が構築されている。両陣営ともに、不正転売を厳重に防ぎつつ、参加者が快適にエリアを行き来できるよう、リストバンドの技術革新に投資を惜しまない。