ISSの通過時刻と見える方角は、観測地点によって数分から数十秒のズレが生じます。日本列島を斜めに横断するケースが多いため、まずは主要エリアの傾向を押さえておきましょう。
東京における通過予測では、南西から現れて天頂付近を通り、北東へ抜けていくルートが多く見られます。一方、大阪のISS観測予報では、西寄りの空から昇り始めて南東または東の空へと滑らかに移動するパターンが代表的です。
観測の成否を大きく左右するのが「最大仰角(地平線からの角度)」です。仰角が30度未満の低い空を通過する場合はビルや樹木に遮られやすいですが、仰角45度〜80度以上の「天頂通過」となる日は絶好のチャンスです。頭上高くを通過するため、周囲に高い建物がある都心部でもくっきりと捉えることができます。