レストランのディナーやホテルのラウンジなど、少し背筋を伸ばしたい場面で求められる「スマートカジュアル」。ここで重要なのは、鞄が主張しすぎずコーディネート全体の調和を保つことだ。
革製品・レザーグッズ業界の職人たちも語るように、上質なレザーは光を柔らかく反射し、全体の着こなしに静かな格調を与える。ファッションディレクターとして知られる干場義雅氏も、常々「大人のスタイルに必要なのは引き算の美学」と提言している。過度な装飾を削ぎ落としたシンプルなレザーのトートバッグや、薄型のクラッチバッグは、ジャケットスタイルに洗練された抜け感を生み出してくれる。