教育ICTの定着に伴い、学校のPCルームや家庭のリビングにある共有端末でのトラブルが現場取材でも多数報告されています。
大手コミュニティや保護者向け相談掲示板では、次のようなリアルな生の声が寄せられています。
「リビングの共有パソコンで上の子がクラスルームを使った後、ログアウトしていなかったため、下の子が誤って先生への提出課題を上書き編集してしまった」
「学校のパソコン室で前の生徒のアカウントが残ったままになっており、個人の通知メッセージや指導履歴が閲覧できる状態になっていた」
このようなインシデントを防ぐため、文部科学省のセキュリティガイドラインに準拠した教育現場では、以下の3大セキュリティ原則の徹底が求められています。
① 共有PCではシークレットウィンドウの徹底:共用端末でブラウザを使う際は、起動時に必ずシークレットモード(InPrivateブラウズ)を開き、作業終了時にウィンドウを閉じるだけで全キャッシュとCookieが完全消去される運用にする。
② パスワード自動保存の無効化:ブラウザが提示する「パスワードを保存しますか?」に対して絶対に「保存しない」を選択する。
③ Chromeプロファイルの個別管理:家族で1台のPCを使う場合でも、家族一人ひとりに独立したChromeプロファイルまたはOSユーザーアカウントを作成し、他者のデータ領域にアクセスできない環境を構築する。