長年使用していたり、雨の日に着用したりすると、どうしてもひだの折り目がぼやけてきます。そんな時の袴のひだの折り目の直し方には、明確なコツがあります。
アイロンを掛ける際は、必ず木綿の「当て布」を使用し、テカリを防ぐことが必須です。ポリエステルやレーヨン混紡の場合は中低温、木綿やウールの場合は中高温に設定します。ひだの裏側からアイロン用クリップや洗濯バサミで折り目を仮止めし、上から滑らせるのではなく「上から体重をかけてプレスする」ように熱を当てると、新品のようなシャープな折り目が復活します。
また、気になる袴のクリーニングに出すタイミングですが、日常の稽古着(化学繊維)であれば自宅で手洗い・陰干しが可能な場合も多いです。しかし、正絹(シルク)の礼装袴やウール素材、金糸・銀糸の刺繍が入った卒業式用袴は、シーズン終了後や長期間保管する直前の「年1回〜数年に1回」、着物専門のクリーニング(丸洗い)へ出すのが生地を長持ちさせる秘訣です。