群馬名物として親しまれる焼きまんじゅうの最大の特長は、一般的な和菓子のような密度の高い生地ではなく、パンのようにふっくらと空気を含んだ「素まんじゅう」にあります。この食感を生み出すためには、粉の配合と発酵管理が極めて重要な意味を持ちます。
本格派を目指す場合、小麦粉は中力粉(または強力粉と薄力粉を1:1でブレンドしたもの)を使用します。手捏ねでグルテンを適度に形成させつつ、ドライイーストを用いてふっくらと膨らませる設計が基本となります。
生地作りの工程における最大の難所は発酵時間の管理です。ボウルに材料を合わせて約5分間滑らかになるまで捏ねた後、ラップをかけて35℃前後の環境で40〜50分間(1次発酵)置きます。生地が約2倍に膨らんだらガス抜きを行い、8〜10等分に丸めて濡れ布巾をかけ、さらに15分間(2次発酵)休ませます。
蒸し器がない家庭でも心配いりません。深めのフライパンや鍋の底に耐熱皿を逆さに置き、その上にクッキングシートを敷いた平皿を乗せて水を張れば、完璧な蒸し器代用環境が完成します。強火で湯気を立たせた状態でまんじゅうを並べ、強火で10〜12分間蒸し上げることで、ふっくらとした生地が出来上がります。