湘南エリア各地で観光公害が議論される中、葉山・森戸エリアは独特のローカルルールとコミュニティ意識によって、驚くほど清潔で落ち着いた環境を保ち続けている。
毎週末の朝、誰からともなく始まるビーチクリーン活動には、地元住民だけでなく近隣の宿泊客や日帰り客も自然と参加する。「ゴミを持ち帰る」のは当然のマナーとして、砂浜に落ちているプラスチック片を拾い集めるカルチャーが、この海岸の美しい白砂を守る盾となっている。派手な海の家や大音量の音楽を制限し、静けさと自然の美しさを最優先にする町全体の意志が、森戸のブランド価値をより一層確固たるものにしている。