現在でこそ、髭をたくわえた渋みのある役柄や狂気を孕んだアウトロー役まで自在に演じ分ける菅田将暉ですが、菅田将暉 デビュー当時のビジュアルは、まさに「息を呑むような美少年」そのものでした。芸能界入りの直接的なきっかけとなったのは、2008年に開催された第21回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』です。当時15歳、高校1年生だった彼は、応募総数1万5,000人を超える激戦の中で見事にファイナリスト(ベスト12)へと選出されました。
当時の菅田将暉 ジュノンボーイ 過去の映像やコンテストパンフレットを振り返ると、涼しげな目元、すっきりと通った高い鼻筋、そして少女漫画から飛び出してきたかのような輪郭が際立っています。自己PR審査では得意のピアノ弾き語りを披露し、審査員や観客から感嘆の声が上がったことは芸能関係者の間でも語り草です。グランプリこそ逃したものの、大手芸能事務所トップコートのスカウト陣の目を釘付けにし、すぐさま専属契約が結ばれました。
そして翌2009年、彼の名を一躍全国区へと押し上げたのが特撮ドラマ『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)です。桐山漣とのW主演において、菅田将暉 フィリップ役として抜擢された当時、彼はまだ16歳。シリーズ歴代最年少(当時)での抜擢でした。
作中で演じたフィリップは、「地球の記憶(ガイアメモリ)」にアクセスできる特殊能力を持つ謎多き少年。さらさらのライトブラウンのボブヘアに身を包み、知的好奇心に瞳を輝かせながらもどこか浮世離れした儚さを醸し出すその姿は、子供たちのみならず母親層や若年女性層をも熱狂させました。「この美少年は誰なのか?」という問い合わせが放送局へ殺到した当時の現象こそが、現在まで語り継がれる「美少年伝説」の原点です。