黒耀の水を求める人々の中心地となっているのが、長和町の和田峠周辺に整備された採水場です。代表的なスポットである「男女倉(おめぐら)黒耀の水ふれあいパーク」や旧国道142号沿いの水汲み場には、豊富な水量で清冽な水が絶え間なく流れ落ちています。
2026年現在の利用環境において、訪れる者が必ず遵守すべき重要なルールと実態を以下にまとめます。
- 水質検査の実施体制:長和町および関係機関により、定期的な法定水質検査(一般生菌、大腸菌群、理化学検査など)が実施されており、飲用適の判定が維持されています。掲示板には最新の検査結果票が明示されており、安心して取水できる環境が整っています。
- 維持管理協力金の拠出:採水場は地元自治体や保存協力団体のボランティアと予算によって清掃・周辺整備が行われています。無料で利用できる場所であっても、継続的な運営を支援するため、設置された募金箱への協力金(100円〜数百円程度)を入れるのが利用者のマナーとして定着しています。
- 取水の順番とマナー:数十個の大型ポリタンクを持ち込んで長時間占有する行為は、他の利用者とのトラブルの元です。混雑時は「ポリタンク2本ごとに後ろの人へ順番を譲る」など、現場の暗黙の配慮を守る必要があります。
- 冬季のアクセス環境:和田峠は標高1,500メートル前後の山岳地帯です。11月下旬から4月中旬にかけては路面の凍結や積雪が常態化します。スタッドレスタイヤの装着は必須であり、路面状況によっては採水パイプが凍結している場合もあるため、事前の道路情報確認を怠ってはなりません。