義理の父親とのコミュニケーションにおいて、多くの方が頭を悩ませるのが「呼び名」と「敬称」の使い分けです。対面、第三者への会話、公的な手紙などでマナーが大きく異なります。
1. 日常の対面時・家庭内での呼び名
本人に直接呼びかける際は、親しみを込めて「お父さん」「お父様」と呼ぶのが一般的です。実父と区別するために「〇〇のお父さん(配偶者名)」や「〇〇さん(地名やお名前)」と呼ぶ家庭もありますが、直接「義父さん(ぎふさん)」と呼ぶのは冷淡な響きを与えるため避けるのがマナーとされています。
2. 親族・第三者に義父の話をする場合
配偶者の父親について他人に話す際は、身内としてへりくだる表現を使います。口頭では「義父(ぎふ)」「夫(妻)の父」と客観的に表現するのが適切です。相手側の義父を指す場合は「お父様」「ご尊父(そんぷ)様」を用います。
3. 手紙・年賀状の宛名と手紙の書き方
手紙やハガキを出す際、宛名に「義父」と印字するのは重大なマナー違反です。表書きの宛名は必ず「〇〇(氏名)様」「お父様」とします。夫婦連名で義両親に手紙を出す場合は、世帯主である義父を右側にフルネームで書き、左側に義母の名前を一文字下げて並べるのが基本作法です。
4. 義父が亡くなった際の香典相場とマナー
義父の葬儀における香典相場は、自身の年齢や世帯状況によって変動します。
- 20代:30,000円〜50,000円
- 30代〜40代:50,000円〜100,000円
- 50代以上:100,000円以上
なお、実子である配偶者が喪主を務める、あるいは同居世帯として葬儀費用を負担する場合は香典を包まないケースもあります。地域の慣習や親族間の取り決めを事前に確認することが肝要です。