SNSや掲示板などで議論を呼ぶのが、ヤエーネットの反応と評判における賛否両論です。ツーリングの醍醐味として絶賛される一方で、検索エンジンには「ヤエー うざい」「ヤエー 迷惑」といったネガティブな関連語句も並びます。
なぜ好意から始まる挨拶が、一部のライダーから敬遠されてしまうのでしょうか。ヤエーうざいと言われる理由の根本には、「挨拶の義務化による精神的負担」があります。
景勝地などライダーが頻繁に行き交う道路では、数分おきに対向車からサインが送られ続けます。そのたびに左手を上げなければならない状況は、純粋にライディングを楽しみたい人や静かなソロツーリングを愛する人にとって、過剰なプレッシャーになりかねません。さらに、返さなかったことに対して不満げな態度を取る一部の極端な愛好家の存在が、文化に対するアレルギーを強めてしまっている側面もあります。
ここで知っておくべきは、ヤエー無視された時の真相です。手を振ったのに対向車からリアクションが返ってこなかった際、「無視された」「嫌われた」と落ち込む必要は一切ありません。
実態調査やベテラン指導員の観察によると、サインに応じない理由の95%以上は運転への集中によるものです。対向車が近づく瞬間は、ライダーにとって「前走車との車間確認」「コーナーへの進入準備」「路面の小石や濡れ落ち葉の監視」「ギアチェンジのためのクラッチ操作」が重複する瞬間でもあります。決して悪意でスルーしているわけではなく、安全運転の職責を忠実に果たしているにすぎません。「返ってきたらラッキー、返ってこなくてもご安全に」と割り切るのが、精神的に成熟した大人のスタンスです。