水糸の張り方で失敗する決定的な理由とプロ直伝のたるみ解消裏技

水糸の張り方で失敗する決定的な理由とプロ直伝のたるみ解消裏技

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基礎の水平出し以上にシビアな精度が求められるのが、ブロック積み水糸の張り方です。コンクリートブロックは1段積むごとにモルタルの厚み(目地幅・約10mm)が加わるため、段ごとに糸を上げ下げする作業が発生します。

現場で必須となる水糸高さ調整のコツは、両端のコーナーブロック(角材)を先行して水平器で完全に据え付け、そのブロックの天端角を基準に糸を渡す「段ごとの基準出し」です。

ブロック積みの現場では、以下の3原則を厳守します。

  • チリ(隙間)を1.5mm空ける:水糸をブロックの角にぴったり接触させてはいけません。ブロックがわずかでも糸を押すと、その先全体の通り線が弓なりに膨らんでしまいます。常に糸とブロックの間に1〜2mmの隙間(チリ)を目視しながら施工します。
  • ブロックラインクリップの活用:貫板から糸を引くのではなく、据え付けた両端のブロックに直接挟み込んで糸を張る専用クリップを使うと、段ごとの高さ移動がスムーズになります。
  • 下げ振り(さげふり)での垂直確認:水糸が通すのは「水平」と「直線の通り」です。壁面の垂直(倒れ)は、定期的に下げ振りや垂直気泡管付きの水平器で確認しなければなりません。
井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。