当時、黎明期から成長期を迎えていたインターネット文化において、「みぞゆう」という語感のインパクトは絶大でした。2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)やニコニコ動画などのコミュニティでは、発言直後から瞬く間にアスキーアート(AA)やMAD動画が制作され、一大ネットミームへと昇華していきました。
ネットユーザーの間では、単に政治家を冷笑するだけでなく、以下のようなユーモアを交えたスラングとして再解釈されていきました。
- 「これはみぞゆうの事態だな」(想定外のトラブルに対するネットスラング)
- 「踏襲(ふしゅう)して乗り切ろう」(あえて誤読を重ねるパロディ表現)
- 「漢字テストで『みぞゆう』と書きそうになった」(日常的な自虐ネタ)
一方で、知恵袋やQ&Aサイト等では「本当にみぞゆうは間違いなのか?」「実は昔の読み方にそういうものがあったのではないか?」といった真面目な疑問が多数投稿されました。これは、麻生氏が名門家系の出身であり、巧みな弁舌で知られていたことから、「何か特別な読み方があるのではないか」と勘違いした層が一定数存在したことを示しています。
こうして「みぞゆう」は、政治風刺の枠組みを超えて、「知ったかぶりによる典型的な誤読」を象徴する代名詞として日本のインターネット空間に定着しました。