現在進行中の暗黒大陸編・王位継承戦において、センリツは第10王子カチョウの警護担当として船に乗り込みました。幼い双子の姉妹である第10王子カチョウと第11王子フウゲツが、凄惨な殺し合いを強いられる運命に胸を痛めたセンリツは、自らの命を賭して二人の船外脱出作戦を立案・支援します。
毎週日曜日に開催される晩餐会にて、センリツはフルートによるソロ演奏を披露。前述の通り、自身の念を全解放した演奏によって会場にいた警報システム、軍警、各王子の従事者たちを数分間にわたり意識変容状態へ誘いました。その隙を突いてカチョウとフウゲツは脱出用ボートへ向かい、海への脱出を図ったのです。
しかし、王位継承戦の儀式である「壺の儀」にかけられた制約と誓約はあまりにも非情でした。船外へ脱出を試みたカチョウは、儀式の呪いによって無残にも命を落としてしまいます。フウゲツは生還したものの、死亡したカチョウの強い愛情と未練が守護霊獣の姿を借りてフウゲツの前に現れるという、涙なしには読めない結末を迎えました。
この作戦後、ネット上では「センリツ死亡」という噂が一時期飛び交いましたが、これは完全な誤情報です。脱出幇助の容疑によって第一王子ベンジャミン配下の司法局に拘束され、激しい尋問を受ける身となったものの、センリツは現在も冷静に生存しています。彼女は自らの超聴覚を武器に、尋問官たちの心音から裏事情や司法取引の糸口を探り当て、絶体絶命の窮地を切り抜けようと頭脳戦を繰り広げています。