キッチンの近くにある勝手口や、通りに面した玄関網戸は、ホコリだけでなく排気ガスの油分や手垢、調理時の油煙が混ざり合ってベタつくことがあります。乾拭きだけでは落ちない頑固な皮脂汚れには、アルカリ性洗剤を正しく使った拭き掃除が威力を発揮します。
網戸掃除における重曹やセスキ炭酸ソーダは、油分を分解する優れた効果を持っています。ただし、網戸に直接スプレーを吹きかけるのは液だれや糸への浸透を招くため厳禁です。必ずバケツに作った薄め液にクロスを浸し、固く絞ってから使うようにしてください。
拭き掃除では、極細繊維が汚れを絡め取るマイクロファイバークロスを2枚用意するのがプロの裏ワザです。1枚を室内側、もう1枚を室外側の同じ位置に当て、両手で網を優しく挟み込みながら、プリーツのヒダの方向に沿って上から下へ滑らせます。この「挟み拭き」を行えば、網にかかる負荷を両面から打ち消し合い、ネットのたわみや破れを防ぎながら油膜をスッキリ拭き取れます。
セスキ水で拭いた後は、別のクロスを水で固く絞って仕上げ拭きを行い、洗剤成分をきれいに除去してください。最後に風通しを良くしてしっかり自然乾燥させれば、開閉時の滑らかさも見違えるように回復します。