参拝計画を立てる旅行者にとって最も切実な疑問は、「興福寺五重塔 修理 いつまで続くのか」という点でしょう。興福寺および関係機関が公表している基本計画によると、全体の興福寺五重塔 完成予定 2031年(令和13年度)前後と設定されており、足かけ約10年に及ぶ長期プロジェクトとなっています。
工事は大きく分けて以下のフェーズで進行しています。
まず初期段階で組まれた巨大な素屋根の内部には、作業用のエレベーターや仮設足場が何層にもわたって張り巡らされています。作業員は屋根瓦を一枚ずつ手作業で降ろし、再利用できる瓦と新調する瓦を厳密に選別する作業を実施。その後、野地板(のじいた)や垂木(たるき)など下地木材の腐朽部分を伝統工法で継ぎ木補修し、再び瓦を葺き直すという気の遠くなるような手作業が積み重ねられます。
覆いが外され、美しい五重塔の姿が再び青空の下に現れるのは、屋根工事や外部塗装が完了する2030年頃と予測されています。その後、素屋根の解体撤去工事や足場の搬出、周辺環境の整備を経て、2031年度に完全な姿で復興供養が営まれる見込みです。約120年に一度の歴史的瞬間に立ち会える機会は限られており、古都の歳月を考えれば、この数年間は極めて貴重な「過渡期の瞬間」と言えます。