新進気鋭の専門店がしのぎを削る一方で、新宿の歴史を支えてきた老舗フルーツパーラーも黙って指をくわえているわけではない。創業数十年を誇る名店たちが打ち出しているのは、長年培った確かな仕入れの目利きと、現代的なパティシエ技術を融合させた「温故知新」の一杯だ。
昭和から愛される伝統の自家製プリンやホイップクリームの味わいを核に据えつつも、ベースとなるジュレには最新の抽出技術を用いたハーブティーを採用するなど、細部に鋭い現代的アップデートが施されている。世代を超えて長年ファンを魅了し続ける懐かしくも新しい味わいは、移り変わりの激しい新宿において圧倒的な安心感と格別の存在感を放っている。