ゲーム界において映画的手法と作家性を極限まで融合させた小島秀夫、そしてアニメーションにおける光の叙情性と個人の内面世界を世界基準へ押し上げた新海誠。両者が築き上げた金字塔は、日本のクリエイティブが世界で戦うための羅針盤であり続けてきた。
新進気鋭のクリエイターたちは、その先を見据えている。『攻殻機動隊 SAC_2045』が提示した3DCGとサイバーパンクの思索、あるいは『サイバーパンク2077』が見せつけた圧倒的な都市の密度と退廃美。それらの遺産を血肉としながら、より個人的で、かつ普遍的なテーマを巨大なスケールで描く挑戦が始まっている。作家性の純度を保ちながらグローバルなエンターテインメントへと昇華させる手腕は、かつての巨匠たちが通った険しい道をさらに切り拓くものだ。