ネット上の掲示板やSNSで頻繁に議論されるのが、「番組側が事前にターゲットのSNSや戸籍、知人関係をリサーチして占い師に耳打ちしているのではないか」という事前仕込み疑惑です。過去の特番インタビューや番組制作関係者の証言を総合すると、純粋な「仕込み台本(完全な事実無根の芝居)」の存在は否定されているものの、テレビ特有の演出フォーマットが存在します。
街頭ロケや居酒屋ロケでは、スタッフが声をかけて承諾を得た一般人に対し、同意書へのサインとともに詳細な事前アンケート(生年月日、家族構成、過去の大きな転機、現在の手元の悩みなど)を記入させています。占い師本人がそのアンケートをどの程度直接閲覧しているかについては演出上の秘匿事項とされていますが、鑑定現場に持ち込まれる「基本情報」がゼロではない点が、完全な超能力を期待する視聴者との認識ギャップを生む要因です。
また、編集面での選別も極めて重要です。長時間の対面鑑定(1人あたり30分〜1時間以上)の中から、「見事に言い当てたハイライト部分」を凝縮して10分前後に再構成するため、視聴者には「100発100中で過去を暴いている」ように映ります。外れた質問や曖昧なやり取りは放送尺の都合上カットされるという編集の力学が、驚異的な的中率の正体といえます。