撮影現場において、山本彩は常にクリエイティブの核心に関わる演者だった。衣装の選定から光の捉え方、さらには一枚のカットが持つ空気感に至るまで、自らの美意識をフォトグラファーと密に共有しながら撮影に挑んでいたという。
大自然の静寂や都市の喧騒の中で見せる、ふとした素の表情。妥協を一切排したカットの数々からは、単に撮影される対象としてではなく、一つの芸術作品を創り上げる演者としての並々ならぬ「覚悟」が伝わってくる。スタジオの人工光の下だけでは生まれない、自然体で風や光と戯れる姿こそが、彼女の人間味をより一層引き立てていた。