1970年代に入り、番組の黄金期を切り拓いたのが3代目司会者の三波伸介である。喜劇役者としての圧倒的な存在感と、「減点!」のお馴染みのフレーズ、そして回答者を自在に弄ぶ大柄な体躯。三波伸介の包容力溢れる司会スタイルは、家族全員で楽しめる日曜夕方の娯楽として『笑点』を国民的バラエティ番組へと昇華させた。1982年に彼が急逝したニュースは、日本中に深い衝撃を与えた。
その悲劇を乗り越え、4代目司会者として23年もの長きにわたり番組の顔を務めたのが五代目三遊亭圓楽だ。「星の王子さま」の愛称で親しまれた圓楽は、正統派落語家としての品格を保ちながらも、回答者との軽妙な掛け合いを展開。紫色の着物を身に纏い、豪快な高笑いでお茶の間を魅了した。自身の流派を率いる一方で、国立演芸場に代わる独自の寄席「若竹」を設立するなど、テレビと本業の双方で大きな足跡を残している。