十字架タトゥーの根底にあるのは、キリスト教における「自己犠牲」「無償の愛」「救済と復活」です。イエス・キリストが人類の罪を背負って磔刑に処され、その後に復活した教義から、苦難を乗り越える強さや新たな人生のスタート(再生)を誓うシンボルとして広く受け入れられてきました。
日本国内においては、必ずしも熱心なクリスチャンだけが選ぶわけではありません。亡くなった大切な家族やペットへの「追悼(メモリアル)」、人生の指針をブラさないための「信念の誓い」、あるいは身を守る「魔除け・お守り」として肌に刻むケースが主流です。
関連するモチーフとして、キリストの顔や肖像を直接描くキリストタトゥーの意味は、よりダイレクトな信仰や絶対的な導きへの祈りを表します。また、合掌した両手を描く祈り手タトゥーの意味(プレイングハンズ)と十字架を組み合わせる構図も王道であり、自らの無力さを認めつつ救いを求める謙虚な祈りや、家族への感謝を刻む表現として根強い支持を集めています。