Perfumeデビュー秘話と下積みの軌跡|大ブレイクの真相を徹底解剖

Perfumeデビュー秘話と下積みの軌跡|大ブレイクの真相を徹底解剖

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契約解除の危機が迫る中、2007年にリリースされたメジャー5枚目のシングル『ポリリズム』が、Perfumeの運命を劇的に変えました。

NHKと公共広告機構(現・ACジャパン)による2007年度共同キャンペーン「リサイクルマークがECOマーク。」のタイアップCM曲に大抜擢されたことが契機です。CM制作スタッフの中にPerfumeの熱烈なファン(通称・パフュオタ)がおり、彼女たちの持つクリーンなイメージと先鋭的なサウンドが「環境保護のリサイクル」というテーマに合致すると強力に推薦したことが起用の裏側でした。

特筆すべきは、楽曲構造をめぐるクリエイターの信念です。楽曲の中盤には、異なるリズムパターンが同時進行する「ポリリズム(多拍子)」と、CDの音飛びのようなボーカルループが大胆に導入されています。当初、スタッフ側からは「CMソングとして一般受けしにくい」「ループ部分をカットしてほしい」という要望が出されました。しかし、プロデューサーの中田ヤスタカ氏は「このフック(仕掛け)がなければ意味がない」と一切譲らず、原曲通りの構成を死守したのです。

テレビCMで1日に何度も流れたこの斬新なループサウンドは、一般視聴者のみならず、サブカルチャー層やミュージシャン、ネットコミュニティ(当時勃興期だったニコニコ動画やYouTube、2ちゃんねる)を一気に席巻。シングルはオリコン週間チャートで自己最高となる初登場7位を記録し、続く2008年発表のアルバム『GAME』で女性グループとしてYMO以来約25年ぶりとなるテクノポップアルバム首位を獲得しました。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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