かつては治療が難しいとされた身体醜形障害だが、近年は新たな治療アプローチが成果を上げている。その筆頭が、認知行動療法(CBT)と最新テクノロジーの融合だ。
2026年の臨床現場では、VR(仮想現実)空間を用いた「曝露療法」が導入され始めている。VR空間内で「他人の視線」に段階的に慣れる訓練を行い、脳が感じている過剰な恐怖や歪んだ認知を少しずつ解きほぐしていく。
また、セロトニン受容体に作用する薬物療法を組み合わせることで、強迫的な思考のループを和らげることも可能だ。大切なのは、「本人の心が悲鳴を上げている」と認め、精神科や心療内科の門を叩くことである。