超高齢社会が極まる日本において、慢性呼吸不全患者の療養の場は病院から「自宅」へと完全にシフトしている。これに伴い、訪問看護師にかかる責任は以前よりもはるかに重い。
在宅酸素療法(HOT)を行う患者の自宅では、病院のようなモニター監視はない。だからこそ、訪問時の短い時間でいかにリスクを芽を摘むかが勝負となる。同居する家族の観察力も重要なリソースだ。
現在では、スマートセンサーを活用した遠隔モニタリングシステムが普及しつつあり、異常値が検出された際に訪問看護ステーションへアラートが飛ぶ仕組みも整ってきた。テクノロジーを使いこなしながら、五感を研ぎ澄ませた看護を展開することが求められている。